浄化槽の保守点検/法定検査

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浄化槽の保守点検とは

浄化槽の保守点検とは、浄化槽が正しく機能しているかを定期的に確認・調整する作業です。
機器の動作確認や水質チェック、消毒剤の補充などを行い、悪臭や故障を防ぎます。
法律で点検が義務づけられており、浄化槽の種類に応じた回数で実施が必要です。
専門の資格を持つスタッフが、安全で快適な環境を守るために対応します。

保守点検の内容

点検項目/点検内容

機器の点検

ブロワー、送風機、電気系統の確認

水質の確認

水の透明度、におい、泡立ちの有無など

処理状況の調整

エアレーション、汚泥濃度などのバランス調整

消毒剤の補充

浄化槽出口に設置された消毒槽の確認・補充

異常の有無確認

故障や異音の早期発見、修理の提案など

保守点検の頻度

浄化槽の種類/点検回数(目安)

単独処理浄化槽

4ヶ月に1回以上
(処理対象人員が20人以下の浄化槽)

合併処理浄化槽

4ヶ月に1回以上
(処理対象人員が20人以下の浄化槽)

全ばっ気方式など

3ヶ月に1回実施以上
(処理対象人員が20人以下の浄化槽)

※浄化槽の大きさ、種類によって頻度は異なります。

保守点検の重要性

故障・悪臭・詰まりの予防

水質悪化による環境トラブルの回避

清掃や法定検査との連携によるスムーズな管理

浄化槽法の遵守(違反は罰則対象)

浄化槽の寿命を延ばし、修理・交換コストを抑えられる

よくある質問

Q. 点検時間はどのくらいかかりますか?

約30分〜1時間ほどで完了します。浄化槽の状態や作業内容によって若干前後する場合があります。

Q. 家にいないときでも点検できますか?

基本的には可能です。鍵の保管場所や立ち入り方法など、事前にご相談いただければ対応いたします。

Q. 点検料金はいくらですか?

浄化槽の大きさや点検回数によって異なります。事前にお見積もりをご提示しますので、お気軽にご相談ください。

Q. 点検の際に、事前の準備は必要ですか?

特別な準備は不要ですが、浄化槽周辺に物がある場合は移動をお願いすることがあります。作業しやすい環境をご協力いただけますと助かります。

浄化槽の法定検査は、年1回の義務です。

第三者機関による検査で、浄化槽が適切に管理・運転されているかをチェックします。
当社では、検査スケジュールの調整・立ち会いサポートも対応可能です。

浄化槽の法定検査とは

法定検査とは、浄化槽法に基づき、都道府県が指定する検査機関が行う定期検査です。
浄化槽の設置後の「7条検査」、および毎年1回の「11条検査」があります。

法定検査の種類

検査の種類/検査回数(目安)

7条検査

新しく設置または変更したときに受ける検査(設置後3~5か月以内)

11条検査

毎年1回行う、浄化槽の維持管理状況を確認する検査

11条検査の流れ

1. 検査機関から通知が届く

2. 検査希望日を調整(当社で代行も可能)

3. 当日、検査員が浄化槽の状況を確認

4. 結果通知書が届く

よくある質問

Q. 法定検査と清掃・点検の違いは?

保守点検や清掃は事業者が行う管理作業、法定検査は第三者機関によるチェックです。

Q. 検査を受けないとどうなる?

行政指導や過料の対象となる場合があります。

Q. 法定検査の通知が届いたけど、どう対応すればいい?

通知に記載された検査機関へ連絡し、日程を調整してください。当社で日程調整や立ち会いのサポートも可能です。

Q. 法定検査にかかる費用は?

地域や浄化槽の種類によって異なります。目安としては数千円程度です。
詳しくは検査機関または当社までお問い合わせください。